2017年5月3-7日 Hockey Lab Japan GKキャンプ@テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)参加者募集開始!

2017年5月3-7日にテクノルアイスパーク八戸でHockey Lab Japan GKキャンプを開催します。このキャンプでは、北米とヨーロッパの最新GK理論と練習方法を日本人の身体的・精神的特性に合わせて構築された理論に基づき、合理的で効果的な氷上練習とビデオ講義を行ないます。一般クラスでは基本スキルとその実戦への応用を、プロクラスではより高度な内容で世界レベルのGKを目指します。

(2月6日更新)
*一般クラスの定員まで10名以下になりました。お申し込みはお早めに!
*プロクラスの募集は終了しました。
*3月以降に申し込まれた場合、オリジナルキャンプジャージのご希望サイズを確保できなくなる可能性がありますのでご了承ください。

<GKキャンプ日程>
5/3(水)-7(日)
12:30-13:15 受付(5/3のみ)
13:15-13:45 ビデオ講義(全クラス共通)
14:15-15:45 氷上練習 一般クラス
16:00-17:30 氷上練習 プロクラス

開催場所:テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)
所在地:八戸市新井田西四丁目1-1
電話:0178-25-5655

インストラクター:若林弘紀(Arizona Jr. Coyotes、USA Hockey Level 5 マスターコーチ)、他
デモンストレーター:アジアリーグゴーリーを予定
対象:一般クラスは小学校高学年以上、競技歴2年以上のGK。プロクラスはプロを含む高校生以上で、高い競技レベルでプレーしているGK。競技歴等をこちらで判断し、一般クラスに移動していただく場合がありますのでご了承ください

一般クラス定員:24名
プロクラス定員:12名(募集終了)
指導者定員:10名

参加費:4月3日までに入金して頂いた場合
一般クラス:40,000円
プロクラス:50,000円
指導者:20,000円

4月3日以降に入金される場合
一般クラス:45,000円
プロクラス:55,000円
指導者:25,000円

一般クラスとプロクラスのキャンプ参加費にはオリジナルキャンプジャージが含まれています。
*一部日程のみ参加ご希望の場合はご相談ください。
*参加費にはスポーツ傷害保険は含まれておりません。各自ご加入ください。

参加ご希望の方は以下の情報を明記の上、若林弘紀(hiroki@hockeylabjapan.comまでメールで送信してください。折り返しお支払い方法等についてご連絡します。

  1. 名前
  2. ヨミガナ
  3. 参加ご希望のクリニック名(2017年5月3-7日 Hockey Lab Japan GKキャンプ@テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)
  4. 西暦で生年月日
  5. キャンプ開催時の学年
  6. 参加クラス
  7. (A)一般クラス
    小学校高学年以上、競技歴2年以上のGK
    (B)プロクラス
    プロを含む高校生以上で、高い競技レベルでプレーしているGKに限る(競技歴等をこちらで判断し、一般クラスに移動していただく場合がありますのでご了承ください
    (C)指導者クラス
    指導者クラス参加者は一般クラス、プロクラスの氷上練習に滞氷、またビデオ講習も受講出来ます。
  8. 性別
  9. 所属チーム
  10. ホッケー歴(年数)
  11.  希望のジャージサイズ(XXL、XL、L、M、S、ユースXL、ユースL、ユースM、ユースS)
    3月以降に申し込まれた場合、オリジナルキャンプジャージのご希望サイズを確保できなくなる可能性がありますのでご了承ください。
    ---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください---
  12. 郵便番号
  13. 住所
  14. PCメールアドレス
  15. 携帯メールアドレス(こちらからの返信を受信できるよう、必ずhockeylabjapan.com、worldhockeylab.comとpaypal.jpドメインのメールを受信できるよう設定してください
  16. 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
  17. 保護者名
  18. 備考、質問等海外ホッケー留学の相談も受け付けています

Hockey Lab Japanの個人情報保護方針
http://www.hockeylabjapan.com/j/privacy.html

軽井沢ゴーリークリニック

お久しぶりです。

ブログではご無沙汰しておりましたが、FaceBookなどでは随時情報を更新してますので、そちらもチェックしてくださいね。そして最近、おそらく世界でもっとも読まれているゴーリー情報サイトIn Goal Magazineで連載を開始しました。ゴーリーのためのホッケーシステム研究という内容です。英語版のみですが、是非ご覧ください。

思い返せば昨年の春は日本各地でスクールやらワークショップをしてました。しかし香港ではほぼ毎日オフィスでジム、いや(ホッケー絡みの)事務もこなすサラリーマンホッケーコーチですので、なかなか日本に帰って活動することが出来ずにいました。しかし、昨年に引き続き、長野オリンピック日本代表コーチなどを務められた清野勝さんにお誘いいただき、「長野県アイスホッケー連盟ゴールキーパークリニック2014」のため帰国することが出来ました。

デモンストレーターには今年からデンマークリーグに移籍する日本代表福藤豊選手、さらにアイスバックスから小野航平選手も参加。シューターにはフランスリーグで活躍した近江創一郎と元アイスバックスの斉藤謙太と、非常に豪華なクリニックになりました。合計2日間のクリニックでしたが、小学生の部37人、中学生の部28人と大盛況でした。また、私が教える香港代表からも男女代表がシューター、ゴーリーとして参加してくれました。自覚はほとんどされていませんが、日本はアジア随一、競技人口とリンク数では世界でも有数のホッケー大国です。日本の競技力と環境に憧れるアジア諸国の選手はたくさんいるので、期待に応えるリーダーシップを発揮したいところです。

中学生のクリニックとプロ選手二人のプライベートレッスンのテーマになったのは、最近急速に普及してきたポスト際のテクニック、リバースVHでした。リバースVHに類似する動きは4年以上前からNHLで見られるようになってきていましたが、未完成の部分が多く、失敗例も多数見られました。しかし最近のNHLでは強力な2-1-2フォアチェックを駆使して、ゴールライン後ろからスコアリングチャンスを作るチームが増えたため、ゴーリーもゴール裏とデッドアングル絡みのプレーに対応が迫られ、リバースVHの技術が洗練されてきました。

NHLの試合やYouTube等で既に目にしたことがある方も多いかもしれませんが、こんな感じで使われています。それにしても近年の動画共有サイトの世界的普及、携帯HDビデオや各種コーチング関連アプリの発展は確実にコーチングの世界を変えています。秘密主義と情報不足の時代は終わり、オープンに(基本的)情報を共有し合い、さらに発展させていかなければどんどん時代から取り残されていきます。私はホッケーコーチングの情報発信としては世界的にも相当古くから長期間続けている方だと自負していますが、それでも全然時代に追いついていません。これまで以上に情報発信に力を入れなければと思います。

Butterfly Save to Reverse VH Position : Drill 1

Cancelling Reverse VH Position : Drill 1

Cancelling Reverse VH Position : Drill 2 Pass In Front

Cancelling Reverse VH Position : Drill 3 Pass Across

最後に、クリニックを通して一番心に残ったのは、やはりプロ選手の意識の高さです。福藤、小野選手共に、小中学生に混じってビデオ講義に参加し、ノートまでとっていました。私は幸運なことに、国内外で何人ものプロ選手と予備軍を指導する機会に恵まれました。プロ選手とアマチュア選手を明確に分けるのは、圧倒的に基本に忠実で正確なスキルであることは間違いありませんが、その差を生む「プロ意識」はスキル以上に際だっています。

勉強熱心であっても、自分を向上させることに徹することが出来ず、自己満足のマニアや批評家で終わるのがアマチュアです。一方、自分の築いてきた物を失うかもしれないという不安や批判を乗り越え、客観的な意見を取り入れて自分の技術と向き合って向上することが出来るのが本当のプロです。

「押しつけられているように感じないことは、本当の教えではない」

とは、たしか道元の言葉です。信念を持ちつつ、変化を恐れず柔軟に対応していける、本当のプロ意識を持ったコーチでありたいと、自分にも言い聞かせる一時帰国でした。

それでは。