Question

Q18:シュートアウト(PS)でゴールするコツは?

ゴーリーから見て、PSの嫌なシュートはどんなシュートでしょうか。GKのまき方などと一緒に教えて頂けたら幸いです。
(医大生その2)

Answer

ほとんどのゴーリーはシュートアウトのとき一度ゴールクリーズから前進して下がりながらシューターとタイミングを合わせてシュートを止めようとします。詳しいことは省きますが、ゴーリーコーチとしての立場から言わせてもらいますと、そのやり方自体が間違っていると思います。しかし今でも多くのコーチがこのやり方を教えているのでしかたがありません。とにかくゴーリーのこの動き方のデメリットを最大限に活用するのです。そのデメリットとは「シューターのスピードの変化に対応しにくい」ということです。

例えばゴールクリーズから出過ぎた位置から下がり始めるゴーリー、もしくは下がるスピードが遅いゴーリーには、遅めのスピードでスタートして、ゴーリーに近づいたら一気にディッキング(巻き)を仕掛けて加速して横に動き、ゴールとゴーリーとの隙間にシュートを打ち込みます。(図1)
ゴーリーが足を開いて横に動く時に股下にシュートする手もあります。

Figure 01

ゴールクリーズ付近から下がり始めるゴーリー、もしくは下がるスピードが速いゴーリーには、速めのスピードでスタートして、ゴーリーに近づいたらスピードを落とし、ゴーリーを十分クリーズ内に下がらせておいて、ゴーリーの周りにできた隙間に向けてシュートをします。(図2)

Figure 02

以上はあくまで原則です。実際には各ゴーリーの特徴、そして自分のシュート力によっていろいろと攻め方を考える必要があります。いざシュートアウトというときになってからゴーリーのプレーの特徴を探すのは大変なので、ゲーム中からゴーリーをよく観察しておきましょう。全然横に動けなさそうなゴーリーは、クリーズから出過ぎていなくてもディッキングが効きます。足元のシュートにやたら弱いとか、打たれる前にすぐにヒザをついてしまうゴーリーは、多少クリーズから出ていても直接シュートをして勝負することができます。まあ、よく分からないときには迷わず自分の一番得意なディッキングなりシュートを思い切ってやる方が意外と良かったりしますけどね。

それでは。