2002年09月25日
この日は午前に試合の後、午後は待ちに待ったスーパーリーグ観戦でした。アムールが迎え撃つのは強豪「アク・バルス」です。4500人くらい入る会場は立ち見も出るほどの超満員です。ハバロフスクではホッケーがナンバーワンスポーツであると思い知らされるその熱気!!試合前に売店に買い物に行くと売店にはホットドックならぬピロシキが、、、さすがはロシアです。ビールを所望した某スタッフのためにビールを買っていこうとすると入り口でセキュリティが「アルコールはアリーナには持ち込んじゃダメ!!」とのサイン。「じゃあこんなにいっぱいビール売るなよ!」と思っていると、なんとそのセキュリティが「袖の下に隠して持ち込め」のサイン!!ああ、そういうことね。案の定アリーナの中ではビールをガンガン飲んでいる人たちが多数いました。
そして試合開始!いやーしかしこハバロフスクのお客さんは熱い熱い!!もう日本リーグで言うなら霧降のリンク状態です。いや、それ以上です。ちょっとでも惜しいシーンがあると全員が頭を抱えて悔しがり、ゴールが決まると「ハラーショ!!(すんばらしい!!)」と絶叫しながら総立ちに、、、これはすごい。ああ、この熱い応援の中で日本リーグが行なわれるチャンスが消えてしまったとは、、、残念です。
面白いのはピリオド間にお客さんがほとんど売店に行ってしまうことです。これは北米や日本ではちょっとありえないくらいの規模です。試合終わったんかい?と錯覚するほどゾロゾロと去っていき、ピリオド開始と同時に戻ってくる様子は壮観です。
ホッケーの内容はさすがにレベルが高く、ロシアンスタイル全開とまでは行きませんがNHLとは一味違うパス回しなどが見られました。ファイティングなどは1回くらいしかなかったかな?
試合のほうはアムールが先制し、アク・バルスが逆転するというスリリングな展開。アムールの25番はスピード、テクニック共に抜群で「あいつはNHLでプレーできそうじゃないの?」なんて言っていると実は25番はNHLシカゴ等で活躍して今シーズンからロシアリーグに復帰したセルゲイ・クリボクラソフでした。失礼しました。クリボクラソフはその昔U17代表で日本に来てパシフィックカップを戦っておりました。当時は「ブレの弟(ワレリー)が来る」と話題になって試合を見に行ったのですが、実際にはクリボクラソフの超絶テクのほうが全然目立っており「これはすごい選手が生まれるぞ!」と興奮したものでした。あのころは痩せっぽっちの少年だったなぁ、、、、考えてみればそのパシフィックカップ、カナダ代表にはクリボクラソフと同期にあたるカリヤとプロンガーがいた(はず)なのです。すごい面子を見たもんです。あんまり覚えてないけど。
結局試合は一時3点差をつけられていたアムールが3-4まで追い上げましたが惜しくも試合終了でした。
明日はいよいよ最終日です。
対戦チームアク・バルスの練習風景
アメリカではホットドッグ、ロシアではピロシキ(手前、コーラの左)を食べながら観戦!
国家斉唱。ロシア国歌として復活したソ連国歌は格好良い!
白熱の好ゲームでした
超満員のお客さん。霧降以上?の盛り上がりです!!
試合終了ではありません。ピリオド間にはお客さんが消えていきます
得点後、総立ちです!!「ハラーショ!!(素晴らしい)」
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