今年もやります。
5月20-21日@風越公園アイスアリーナ
詳細及びお申し込みは下記リンクから、お早めに!
「コーチング」カテゴリーアーカイブ
2017年5月3-7日 ボリス・ドロジェンコ・スケーティングキャンプ@テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)参加者募集開始!
2/25更新:
当キャンプは参加者定員に達したためキャンセル待ちのみ受け付けます。
2017年5月3-
「スケーティングは世界でも通用する」というイメージを持たれてきた日本のホッケーですが、近年の世界大会を見る限り、現代のホッケーで必要とされるスケーティングスキルからは完全に後れを取っています。
このキャンプは従来のスケーティング理論とトレーニングを根底から覆す、現代ホッケーのさらに先を行く「ボリス式スケーティング」を日本で直接学ぶことが出来るチャンスです。お早めにお申し込みください!
<ボリス・ドロジェンコ・スケーティングキャンプ日程>
5/3(水)-7(日)
08:15-09:00 受付(5/3のみ)
09:00-09:30 陸上トレーニング
10:00-12:15 氷上練習
開催場所:テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)
所在地:八戸市新井田西四丁目1-1
電話:0178-25-5655
インストラクター:ボリス・ドロジェンコ、若林弘紀(Arizona Jr. Coyotes、USA Hockey Level 5 マスターコーチ)、他
対象:一般クラスは小学校3年生以上、競技歴2年以上のFW、DF。GKも参加していただけますが、基本的にFW、DFと同じ内容のスケーティングを練習します。GK専門の指導はありません。GK専門の指導は同時期に開催されるHockey Lab JapanのGKキャンプで行なわれます。
定員:40名
参加費:4月3日までに入金して頂いた場合
42,000円
4月3日以降に入金される場合
45,000円
*キャンプ参加費にはオリジナルキャンプ
*一部日程のみ参加ご希望の場合はご相談ください。
*参加費にはスポーツ傷害保険は含まれておりません。
*海外からのゲストコーチのため、キャンプ内容、デモンストレーター等に変更の可能性があることをご了承ください。
参加ご希望の方は以下の情報を明記の上、若林弘紀(hiroki
- 名前
- ヨミガナ
- 参加ご希望のクリニック名(ボリス・ドロジェンコ・スケーティングキャンプ@テクノルアイスパーク八戸(
新井田インドアリンク) - 西暦で生年月日
- キャンプ開催時の学年
- 性別
- ポジション(FW/DF/GK)
- 所属チーム
- ホッケー歴(年数)
- 希望のジャージサイズ(XXL、XL、L、M、S、
ユースXL、ユースL、ユースM、ユースS)---以下、高校生以下は保護者の連絡先、 大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください--- - 郵便番号
- 住所
- PCメールアドレス
- 携帯メールアドレス(こちらからの返信を受信できるよう、必ずh
ockeylabjapan.com、worldhockeyl ab.comとpaypal.jpドメインのメールを受信できるよう設定してください ) - 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
- 保護者名
- 備考、質問等(海外ホッケー留学の相談も受け付けています)
Hockey Lab Japanの個人情報保護方針
http://www.hockeylabjapan.com/j/privacy.html
帰ってきた『決定力をつけるには?』-その2
Philosophy x Methods x Execution = Result
哲学 x 方法論 x 実行力 = 結果
オリンピック最終予選が遥か前のことのように感じる今日この頃です。『決定力をつけるには?』という表題と関係あるようで遠回りしまくりの思考実験、今回は改革を始める前に必要な現状認識と分析について考えてみます。
まず、そもそも現状の日本代表、いや日本のホッケーに五輪予選を突破できる力があったのかどうかということです。結果を見ればそれは明らかなのですが、それ以前に五輪予選を勝ち抜けるレベルの選手がそろっていたかということです。これは分析も何も、最終予選出場各国選手の所属チームを見れば明らかです。
オリンピック最終予選出場国で、世界二大リーグであるNHL、KHL現役選手を擁しないチームは日本以外に存在しないからです。
最終予選を突破した3カ国を見ると、ドイツはNHL選手7人、スロヴェニアは競技人口約1000人ながらNHL選手1人にKHL選手4人、ノルウェーはNHL選手2名ですが、これまた強豪のスウェーデン、フィンランドやスイスリーグ所属選手が他に何人も居ます。日本以外で予選敗退した国々にもNHLとKHL選手が数名いるか、もしくはカザフスタンのようにチーム丸ごとKHLです。世界ランキングが日本(20位)とあまり変わらないイタリア(18位)にもKHL選手(Thomas Larkin)が居ます。
日本代表はアジアリーガーと学生、そしてアメリカのジュニアリーグであるUSHL選手で構成されてますから、同じ舞台で戦うには分が悪すぎます。いやむしろラトビア戦などは、個々のレベルの差を考えれば大善戦と言えるでしょう。
現実的には、次回のオリンピック出場という目標以前に、最低KHLで戦うことが出来る選手を育てる必要があるのです。これは12カ国に限定されている男子オリンピックより参加国が多い(16カ国)、世界選手権トップディヴィジョン昇格を当面の目標に設定した場合でも同様です。トップディヴィジョン参加国で現役NHL、KHLでレギュラークラスの選手が居ない国は一つもないからです。主戦場であるアジアリーグのレベルをKHL並みか、せめてスイスリーグのレベルまで引き上げるという方法もありますが、これは短期間ではあまりにも非現実的です。
個々のレベルが及ばなくてもチームプレーの戦術で何とか…例えば徹底的に守って少ないチャンスを決めて勝つとか、逆に強気に点を取りにいくホッケーをすれば…とか考えたくもなるのですが、チームとしてのデータを見る限り上位国との差は、戦術や采配で縮められるレベルではないようです。
3試合のリーグ戦で本当に有意なデータを出すことは難しいのですが、それでも明らかなのは、最終予選D、E、Fグループ参加国の中で突出した日本の弱さです。SOGA(被ショットオンゴール数)131本は断トツの最下位でブービーのポーランドとですら42本…一試合分以上の差があります。それでも失点数が最下位ではなかったのは、ひとえにゴーリーのセーブ率(92.37%)が平均よりかなり上だったからに過ぎません。ショットオンゴール(55本)は最下位ではありませんが、3試合で1得点ということで、シュート決定率も断トツ最下位の1.82%。100本打っても2点入らないわけですから、現状一試合20本弱のシュート数の5倍以上打っても平均失点3.69を上回ることは不可能です。
さて、上記の表は、SP+SV%、つまりシュート決定率とゴーリーのセーブ率を足した値の大きいチームから順に並べられており、これでほぼ上位チームと下位チームがキレイに分かれます。NHLではさらに細かく5対5の状況だけでSP+SV%を算出しPDOもしくはSPSVと呼んでいます。この値はチームの(運も含む)調子の良さ、そして全体的な強さを最もよく反映する値と言われており、チームの順位(ポイント)と明確な相関関係があります。
打ったシュートをより確実に決め、打たれたシュートをより確実に止めるチームが勝つというのは当たり前の話なのですが、日本はどのようにその値を向上させればいいのでしょうか?一見すればゴーリーのセーブ率は充分な値ですので、あとは決定率を向上させればOK、例えばポーランドのように日本よりも少ない53本のシュート数で6点取れたらかなり良い勝負になるはず!と思ってしまいます。しかし守勢攻勢を示すバロメーターの一つであるSOGF/SOGA、総ショットオンゴール数を総被ショットオンゴール数で割った値を見ると、ポーランド(0.60)は日本より(0.42)も上。つまり、防戦一方でシュートを打っているわけではなく、互角に近い攻防の中で効率的に得点していることが分かります。ただしポーランドはゴーリーのセーブ率が悪すぎて、失点の効率が上回ってしまいました。
長期のリーグ戦データを見ると、総シュート数(CorsiやFenwickという値)と総得点、総被シュート数と総失点にも明確な関連性があります。つまり、防戦一方だけど少ないチャンスを生かして勝つという戦術は、たしかにジャイアントキリングの唯一に近い方法ですが、長期的には成功の確率は低く、パックコントロール能力を高めて出来るだけ攻勢のホッケーを目指すのが強化の王道ということになります。
点を取られても取り返す攻撃的なホッケーと言うのも聞こえは良いですが、一試合の総得失点が多い(つまり得点と失点が両方多い)チームの順位が上がるという関連性はなく、むしろ一試合あたりの総得失点が多いチームの順位は高くない傾向が若干見られます。
スキルが無いならガンガン当たってフィジカルに行けば勝てるんじゃないかというのも威勢が良いのですが、長期的に見るとヒット数とチームの順位には明確な関連性は無く、明らかに増加するのはペナルティキリング(キルプレー)の時間です。
長くなりましたが、現時点で日本がオリンピック出場や世界選手権トップディヴィジョンを目指すには、小手先の戦術や采配、選手選考くらいではまったくどうにもならない差を埋める必要があるということです。短期決戦なら何かの運や采配の妙でジャイアントキリング(この言葉嫌いです)出来るんじゃないかという甘い夢を見がちですが、短期決戦こそ総力戦であり、番狂わせを、それも何試合も続けることは不可能です。
ホッケー選手、チームの育成、強化のためには、過去の栄光や都合の良い願望を捨て、現代ホッケーのデータを集積し、ホッケーの本質を分析し、強い選手、チームを育てるために、近道などない王道を進む必要があります。
と言うわけで、次回はついに具体的に決定力を上げる方法論について書くつもりですので、気長にお待ちください。
それでは。
謹賀新年
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!
2017年5月3-7日 Hockey Lab Japan GKキャンプ@テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)参加者募集開始!
2017年5月3-
(2月6日更新)
*一般クラスの定員まで10名以下になりました。お申し込みはお早めに!
*プロクラスの募集は終了しました。
*3月以降に申し込まれた場合、オリジナルキャンプジャージのご希望サイズを確保できなくなる可能性がありますのでご了承ください。
<GKキャンプ日程>
5/3(水)-7(日)
12:30-13:15 受付(5/3のみ)
13:15-13:45 ビデオ講義(全クラス共通)
14:15-15:45 氷上練習 一般クラス
16:00-17:30 氷上練習 プロクラス
開催場所:テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)
所在地:八戸市新井田西四丁目1-1
電話:0178-25-5655
インストラクター:若林弘紀(Arizona Jr. Coyotes、USA Hockey Level 5 マスターコーチ)、他
デモンストレーター:アジアリーグゴーリーを予定
対象:一般クラスは小学校高学年以上、競技歴2年以上のGK。
一般クラス定員:24名
プロクラス定員:12名(募集終了)
指導者定員:10名
参加費:4月3日までに入金して頂いた場合
一般クラス:40,000円
プロクラス:50,000円
指導者:20,000円
4月3日以降に入金される場合
一般クラス:45,000円
プロクラス:55,000円
指導者:25,000円
*
*一部日程のみ参加ご希望の場合はご相談ください。
*参加費にはスポーツ傷害保険は含まれておりません。
参加ご希望の方は以下の情報を明記の上、若林弘紀(hiroki
- 名前
- ヨミガナ
- 参加ご希望のクリニック名(2017年5月3-7日 Hockey Lab Japan GKキャンプ@テクノルアイスパーク八戸(
新井田インドアリンク) - 西暦で生年月日
- キャンプ開催時の学年
- 参加クラス
- (A)一般クラス
小学校高学年以上、競技歴2年以上のGK
(B)プロクラス
プロを含む高校生以上で、高い競技レベルでプレーしているGKに限る( 競技歴等をこちらで判断し、 一般クラスに移動していただく場合がありますのでご了承ください )
(C)指導者クラス
指導者クラス参加者は一般クラス、プロクラスの氷上練習に滞氷、またビデオ講習も受講出来ます。 - 性別
- 所属チーム
- ホッケー歴(年数)
- 希望のジャージサイズ(XXL、XL、L、M、S、
ユースXL、ユースL、ユースM、ユースS)
3月以降に申し込まれた場合、オリジナルキャンプジャージのご希望サイズを確保できなくなる可能性がありますのでご了承ください。
---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください--- - 郵便番号
- 住所
- PCメールアドレス
- 携帯メールアドレス(こちらからの返信を受信できるよう、必ずh
ockeylabjapan.com、worldhockeyl ab.comとpaypal.jpドメインのメールを受信できるよう設定してください ) - 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
- 保護者名
- 備考、質問等(海外ホッケー留学の相談も受け付けています)
Hockey Lab Japanの個人情報保護方針
http://www.hockeylabjapan.com/
帰ってきた『決定力をつけるには?』-その1
Philosophy x Methods x Execution = Result
哲学 x 方法論 x 実行力 = 結果
スウェーデンの改革
いまやNHL選手の出身国比率でカナダ、アメリカに次ぐ第3の大国となったスウェーデンは、世界選手権やオリンピックでもメダル常連国です。しかし、古くからホッケー強豪国のひとつとして知られていたスウェーデンにも低迷の兆候がありました。1997年から2002年の間、U20世界選手権でまったくメダルが取れなくなったのです。そこでスウェーデンは国内のホッケー関係者120名を集結して大規模なワークショップを行い、スウェーデンホッケー再興のための改革を断行したのです。若年層への普及、育成、コーチングの強化等の結果、U20代表は2008、2009年に準優勝、2010年にも銅メダルと復活し、NHLに上位でドラフトされる数も急増しました。
フィンランドの改革
近年育成大国として名を馳せているフィンランドも2009年に国内のコーチ、GM、エージェント等を一同に会して、大改革への道筋を描きました。世代別代表コーチをフルタイムで雇用し、国内外のクラブチームを年間視察すると共に、各クラブが代表選手の育成についてのビジョンを共有出来るようにする、世界選手権の主催で得た収益を還元し、全国のクラブに巡回スキルコーチを派遣することで若年層のスキルの強化を図るなど、改革の内容は多岐にわたります。結果、近年ではU18、U20、男女正代表全てのカテゴリーで続々メダルを獲得し、2016年NHLドラフトでは上位5人中3人がフィンランド出身という快挙を成し遂げました。フィンランドの改革については北米でも関心が高く、多くの記事が書かれていますので、こちらやこちら、これなんかもお読みください。
未来を描き、変革を成し遂げる力
現状への危機感から大規模な改革を行い成功した例はスウェーデンとフィンランドだけではありません。超大国アメリカでも2009年にAmerican Development Modelを開始、U18、U20年代で劇的な成果を上げつつあります。カナダ、アメリカ、ロシア、スウェーデン、フィンランド、チェコのビッグ6に続く中堅国となったスイスも育成に定評があります。長野オリンピックあたりまでは日本のよきライバルだったノルウェーやデンマークもNHL選手を何人も輩出する国になりました。
成功した改革にはいくつかの共通した特徴があります。まずは既存のプログラムへの危機感を早めに感じ取っていること。例えばスウェーデンが改革を始めたきっかけはU20代表の低迷でしたが、正代表は世界選手権で順調にメダルを獲得していました。しかし、U20代表の低迷は必ず数年後に正代表に影響するので、早めの改革を断行したのです。フィンランドも同様に、正代表は2007年に準優勝、2008年に3位に輝いてますがU20、U18世代の不調を見抜いて改革を始めました。ちなみにフィンランドは2014年のU18世界選手権準々決勝で最大のライバルであるスウェーデンに10-0と屈辱的大敗を喫した1996年生まれのチームを、2年後の2016年にU20で優勝させるという早業の改革もやってのけています。
次に、改革を実行するに当たり、スウェーデンはTommy Boustedt、フィンランドはErkka Westerlundという非常に強力なリーダーシップの元、国中のホッケー関係者達が意見や利害の対立を超えて協力し合あいました。どこの国でも、ホッケーに限らず、組織内に政治的対立があるのは世の常であり、ホッケー大国になればなるほど、内部での政治的対立が大きく、激しくなるのは当たり前のことです。特に大きな改革では既存の中心勢力が間違いなく割を食うわけですから、改革に対する抵抗も並大抵ではありません。それをまとめることができるリーダーが居る…というか、そういうリーダーを生み出せる組織でなければ、改革が成功する可能性はゼロでしょう。
もう一つの特徴は、組織に今までの自国のホッケーを大胆に変える覚悟と実行力があることです。例えばスウェーデンはそれまでも洗練されたスキルに基づくチームプレーが特長でしたが、北米のホッケーに比べてコーナーやゴール前などのフィジカルプレーが弱いのが問題と分析すると、タイトなスペースでも強い、新しいスウェーデンホッケーを構築しました。フィンランドの改革では、若年層に従来のチームプレーより個人技を徹底的に叩き込むためにスキルコーチを導入し、近年では世界屈指の個人技を誇るホッケー大国に変貌しました。そしてどちらの国も最大の弱点であったゴールテンディングを大改革していまやゴーリー大国です。
日本人に合った○○をすべき、とは言うけれど…
サッカーでもホッケーでも他のスポーツでも「日本人に合った」もしくは「日本人の特長を生かした○○を構築しよう」なんて簡単に言ってしまいますが、そのためにはまず正確な現状の分析が不可欠です。数人の外国人コーチに「日本人はスケーティングが上手く、機動力がある」とお世辞を言われたくらいでは本当にホッケーに必要なスケーティングが上手いことの裏づけにはなりません。大学時代に講義で聞いた話ですが、サッカーでは数十年前に日本代表とドイツ代表の持久力をテストした結果、日本人選手が単純な持久力では圧倒的に上回っていることが証明されたそうです。しかし国際試合になると、相手にボールを支配されて走らされっぱなしで、消耗するのは日本の体力ばかりだったとのことです。単純な走力と、ゲームに必要な走力は全く別物だと言うことです。私はボリス・ドロジェンコの現代的スケーティングシステムなんかを見るにつけて、日本人が漠然と描いているスケーティングの優位性はあっという間に消えてしまうような気がしています。
「中学校くらいまではホッケー大国ともスキルで互角に戦える」という話も散々聞きましたが、一年に数試合海外チームと戦ったくらいでは本当の差は分かりません。仮に「子供のうちはスキルで互角」が真実だったとしても、高校生くらいに取り返しがつかないくらい広がるスキルとホッケーIQとサイズの差などを縮める方法を考え付かない限りはほとんど無意味な情報です。
また、スキルでもチームプレーでも、体格ですら、日本人の弱点を克服することを避けて通ることは出来ません。スウェーデンもフィンランドも、自国選手の特長を生かしたホッケーで現状を打破しようなんて都合の良いことを言わず、自国の弱点克服に正面から取り組んだ結果、改革に成功しています。
というわけで、決定力をつける話にはまだまだ到達しませんが、自国のスポーツの未来を描き、改革を実行するために何が必要かを考えると、一番重要なのは現状の分析です。
次回は現状分析と未来の構築のために必要な情報処理について書きたいと思います。
それでは。
帰ってきた『決定力をつけるには?』-序章
ご無沙汰しておりました。
今年も4月から5月にかけて帰国し、東京、八戸、軽井沢でキャンプ、ワークショップを行ないました。参加者、企画者、そしてご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
その後アメリカに戻り、オーストン・マシューズがドラフト一位指名となり大ブレークしたカルトスケーティングコーチ、ボリス・ドロジェンコのスケーティングキャンプでゴーリーを教えました。さらに7月にはフランソワ・アレールのチェコGKキャンプを手伝い、帰国後はJr. Coyotesのキャンプ、ノースダコタ州ファーゴでのゴーリーキャンプで指導しました。そして、カリフォルニア州ストックトンで、私の師匠の一人でもある元NHLシャークス、チャイナシャークスコーチのデレック・アイスラー氏のキャンプを手伝いました。こちらはゴーリーだけでなく、FW、DF含めた合宿形式キャンプのヘッドコーチだったので大忙しでした。バンタム(13-14歳)以上のグループ担当のヘッドコーチは昨年からNCAA D1入りしたアリゾナ州立大学のアシスタントコーチ。素晴らしいコーチ陣と仕事できて刺激になりました。8月の後半にはミネソタで再びボリスのキャンプの手伝い。このキャンプの企画者はショーン・ポディーン。ショーンも昨年私を通してボリスと出会い、すっかり信奉者になりました。そんな感じで忙しい春と夏を終え、Jr Coyotesは早くもシーズンが始まりました。
こうして世界中でホッケーのシーズン開幕していますが、世界規模で大きなイベントと言えばホッケーワールドカップと2018年ピョンチャンオリンピック最終予選です。日本代表は世界ランキング上位のドイツ、ラトビア、オーストリアに敗れ、残念ながら出場権を逃してしまいました。旧ソ連の強豪国の一つラトビアに大接戦を演じるなど、非常に惜しい試合もあったのですが、3試合で1得点(事前の強化試合では4試合で4得点)では、現役NHLやKHL選手を擁するチーム相手に勝ち抜くことは出来ません。
やはり、日本の弱さは決定力不足なのか?
ソチオリンピックの後にも書きましたが、世界で戦うために…というか、一般論として、どのようなレベルでもホッケーチームとして成功するために、どのような方針でチーム、組織を構築していけば良いのか?決定力というキーワードから再び考えたいと思います。ボヘミアンコーチのブレーンストーミングのための妄想ですので、評論でも批評でもなく、何の影響力も持たないことを前提で、自由に気長に書かせていただくことをご了承ください。
まずは前回までの復習です。次のポストが書きあがるまで、ごゆるりとお読みください。
それでは。
5月21日(土)、22日(日)開催「軽井沢ゴールキーパークリニック2016」募集要項
*** 3月21日更新:軽井沢ゴールキーパークリニックは定員に達したため、受付終了します ***
長野県アイスホッケー連盟、信州アイスホッケースクールとHockey Lab Japan共催で、5月21日(土)、22日(日)に開催する「軽井沢ゴールキーパークリニック2016」の募集を開始しました。
例年キャンセル待ちが出ます。お早めにお申し込みください。デモンストレーターは日本代表、福藤豊選手です。
詳細はこちらの募集要項をご覧ください。
参加希望者は、こちらの軽井沢GKクリニック2016 申し込み用紙にご記入の上、下記に送信してください。
信州アイスホッケースクール
メール:shinshuicehockey@yahoo.co.jp
FAX:0267316294
2016年5月3-5日 Hockey Lab Japan ゴールキーパースクール@西武東大和スケートセンター募集開始!
- 名前
- ヨミガナ
- 参加ご希望のスクール名(2016年5月3-5日 Hockey Lab Japan ゴールキーパースクール@西武東大和スケートセンター)
- スクール開催時の学年
- スクール開催時の年齢
- 性別
- 参加クラス
(A) 中学生以上クラス
*一部日程のみでも参加可能です。小学生で中学生以上クラスに参加希望の方はお問い合わせください。 - 所属チームとポジション
- ホッケー歴(年数)
---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください--- - 郵便番号
- 住所
- PCメールアドレス
- 携帯メールアドレス(こちらからの返信を受信できるよう、必ずh
ockeylabjapan.comとworldhockeyl ab.comドメインのメールを受信できるよう設定してください ) - 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
- 保護者名
- 加入しているスポーツ傷害保険会社と番号
- 備考、質問等
2016年5月7-8日 Hockey Lab Japan ホッケーコーチングワークショップ@テクノルアイスパーク八戸(新井田インドアリンク)募集開始!
5/7(土)
08:30-09:00 指導者受付
09:30-10:00 GK受付
12:00-13:00 各自昼食
13:15-14:15 GK講義
14:30-16:00 氷上講習 GK応用1
16:15-17:45 氷上講習 GK応用2
18:00-19:00 指導者講義
10:15-11:45 氷上講習 FW、DFスキル、個人戦術1
12:00-13:00 各自昼食
13:15-14:15 FW、DF講義
14:30-16:00 氷上講習 FW、DFスキル、個人戦術2
16:15-17:45 氷上講習 FW、DFチーム戦術
- 名前
- ヨミガナ
- 参加ご希望のクリニック名(2016年5月7-8日
Hockey Lab Japan ホッケーコーチングワークショップ@テクノルアイスパーク八戸( 新井田インドアリンク)) - クリニック開催時の学年
- クリニック開催時の年齢
- 性別
- 参加クラス
(A) ゴーリー
(B) FW、DF
(C) 指導者(コーチ/GKコーチ) - 所属チームとポジション
- ホッケー歴(年数)
---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください--- - 郵便番号
- 住所
- PCメールアドレス
- 携帯メールアドレス(こちらからの返信を受信できるよう、必ずh
ockeylabjapan.comドメインのメールを受信でき るよう設定してください) - 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
- 保護者名
- 備考、質問等