「軽井沢スプリング・アイスホッケースクール」ゲストコーチ参加のお知らせ

長野オリンピック日本代表コーチ、清野勝氏が企画されている「軽井沢スプリング・アイスホッケースクール」のゲストコーチとして、4/13(土)-14(日)のクラスに参加させて頂くことになりました(ゴーリーコーチとしてではなく、氷上練習全体を指導します)。私は2日間の参加ですが、スクールは4/13-14、20-21、5/11-12、18-19の4週末に渡って開催されます。清野氏を始めとした一流コーチ陣をはじめ、長野県出身のアジアリーガー等もデモンストレーターとして参加予定です。

参加対象は長野県と北陸三県(新潟、富山、石川)の小学校高学年+中学1年生(Aクラス)と、小学校低学年(Bクラス)ですが、ビジター枠もあるようです。

日程、参加費等詳細については以下の開催要項をご覧の上、主催者にお問い合わせください。

軽井沢スプリング・アイスホッケースクール開催要項:Karuizawa_School_2013

久しぶりに日本の子供達に教えることになるので楽しみです。他地域でもホッケースクールの開催、ゲストコーチなどの要望がありましたら早めにお知らせください。

hiroki@hockeylabjapan.com

それでは。

ソチ・オリンピック最終予選

アイスホッケー日本女子代表が、ついに自力でオリンピック出場権を獲得し、歴史の扉を開きました。選手および関係者の皆さん、本当におめでとうございます!本戦はよりいっそう厳しい戦いになりますが、とりあえず下位グループでドイツとロシアを倒せば決勝リーグに進めるので、それは全然不可能な目標ではありません。ちなみに女子アイスホッケーは、過去のオリンピック、世界選手権、U18世界選手権すべての歴史上、優勝したことがあるのはカナダとアメリカだけという、、、かなり偏った戦力図になっております。逆に言えばその下のグループはそこまでの実力差はなく、銅メダル争いは開かれていると思います。

さて、男子では近年国際リーグEBELを引っ張り自力を上げてきたオーストリア、小国ながら旧ソ連の伝統を受け継いで安定した力を持つラトビアの他、人口約200万人、ホッケー競技人口1000人以下で、成人男子の登録人口が140人程度の小国スロベニアがオリンピック出場を果たすという、衝撃的な出来事がありました。

スロベニアはGDPでも世界75位と、経済的にも厳しく、NHLで活躍するアンジェ・コピターを育てたチームは昨年倒産。国内に残るプロチームはたった一つ(EBELに参戦)です。

今回の代表チームは、その唯一のプロチーム中心に選出、、、と思いきや、国内チーム所属はたった二人で、その他はすべて国外リーグでプレーする選手から選ばれました。しかも国外組はスウェーデン、ドイツの上から二番目のリーグ、フランス、デンマーク、クロアチア、ウクライナ、イタリアなど、ヨーロッパ中堅クラスで、おそらく日本代表クラスの選手なら十分戦っていけるレベルのリーグでプレーしているに過ぎません。その寄せ集めチームが、監督・コピター父の指揮の下、おそらくほとんど強化合宿なんて組めないままオリンピックに辿り着くとは、、、それだけでもとんでもない偉業です。

サッカー日本代表などでも話題になることですが、国外組中心の代表編成は、個々に能力が高い選手を集めることは出来ても、チームとして集まって強化することが難しく、賛否両論です。しかしある程度の強国であれば、国外リーグでプレーする選手が多いのは当然で、それをどうやって組み合わせて強化するかというマネージメント能力というか戦略は必須です。

一方国外組のアドバンテージとして、国外組の何人かが最終予選で当たる国々のリーグでプレーしていたり、所属リーグに対戦相手の国々の選手が居る場合、相手国の選手の特徴を、実戦前にすでに十分スカウティングされていることが考えられます。今回のスロベニアチームにも、対戦国であるウクライナ、デンマークでプレーしている選手が含まれるので、それに近い環境ではあったと思います。

もちろん国内に十分整った競技構造があり、多くの選手が国内に留まってプレーしている場合や、個々の国際経験よりもチームワークを重視している場合は、国内で少数精鋭の強化を繰り返すことも立派な方法論であり、古くは旧ソ連の男子、少し前の中国の女子チーム、そして今回の日本女子代表チームの成功でも証明されています。

世界最高峰を決める舞台となるオリンピックで、カナダ、ロシアなどのホッケー大国が繰り広げる戦いも楽しみですが、こうして予選から勝ち上がってきたホッケー小国や中堅国が、大国相手にどんな戦いを見せるかも楽しみですね。あと一年か~!

それでは。

SE Francois Allaire Goaltending Camp IN ニンブルク(チェコ)

アメリカでは昨日NFLスーパーボウルが大盛り上がりのうちに終了しました。

まぁアメフトでこれだけ大騒ぎする国なんてアメリカだけですが、とにかく視聴率が全盛期の紅白歌合戦並みで、次の日結果を知らない人はいないと言うくらいのイベントです。だってカリフォルニアアマチュアホッケー連盟では「スーパーボウルサンデーにリーグ戦を組んではいけない」と規定されてるくらいですから、、、実際そんな日に試合入れても成り立たないんだろな(笑)

さて、チェコのホッケースクールSports Eventsとの共同企画第3弾は、なんと世界最高のゴーリーコーチと称されるフランソワ・アレール、初のチェコキャンプです。チェコホッケー界はドミニク・ハシェクというスーパースターゴーリーを擁して90年代後半に世界のトップに君臨しましたが、残念ながらその後スーパースターと呼べるほどのゴーリーを輩出できず、近年は国際舞台でも苦戦気味です。そのチェコに、ついにフランソワ・アレールが登場します。スイス、フランス、フィンランドやスウェーデンに続いてチェコでもゴールテンディング革命が起きるのでしょうか?

今年はNHLチームで教えることなくオフを満喫中のフランソワですが、ロックアウト中はルオンゴやジゲールなどNHLゴーリーのプライベートトレーニングを続け(下写真参照)、自身のウェブサイトも制作。さらにオーストリアのレッドブル・ザルツブルグでゲストコーチをやったり、ケベックの新聞用にゴールテンディング進化論ビデオを提供したりと精力的に活動中です。

このゴーリーキャンプは、先に決定しているSE/ELGRAFF 国際トライアウト in ニンブルク(チェコ)と同時期で、5月23-26日開催となります。時期的に難しいかも知れませんが、日本から参加したい方はご連絡ください。私も参加予定ですよ!

<SE Francois Allaire Goaltending Camp IN ニンブルク(チェコ)>

日程:2013年 5/23-26

場所:チェコ・ニンブルグ(プラハより約50km)

参加費:400ユーロ(宿泊費込み)

内容:氷上練習一日2時間半(1時間15分*2)、陸上トレーニング一日1時間、その他ビデオ講義等予定。

対象:中学生以上の男女ゴーリー

詳細:hiroki@hockeylabjapan.comまでお問い合わせください。

公式ウェブサイト

それでは。

Francois with Luongo and Giguère

HLJGWS

日本への帰国日程が固まりました。3月7日に帰国、その後5月末までは滞在している予定です。帰国中にチームクリニック等開催を希望される団体がありましたらお早めにお問い合わせください。

と、待ってばかりも居られないので、新しい試みを考えています。

その名も「Hockey Lab Japan ゴールテンディングワークショップ」です。これは従来のゴーリースクール・クリニックのように、ゴーリーを対象とした指導ではなく、コーチ、ゴーリーコーチに最新の指導、と言うより合理的な指導方法を考えてもらうワークショップです。実はこの「考えてもらう」というのがキーワードであり、一人の指導者が

「我思ふ、最新のゴールテンディングは去年世界選手権で勝ったラップランドで主流となっているタコフライスタイルにあり!」

と決めてしまうのではなく、各コーチが自分の置かれた環境、問題点と知識・経験を報告し合い、話し合いながら自分のチームのゴーリーを育成する方法を考える機会になるような集まりにしたいと思っています。より良い指導者になるためには、どれだけたくさんの本やビデオから学べるのかではなく、結局「自分で考える能力」が一番重要であり、ホッケー大国に居てその差を一番感じます。もちろんゴーリーの参加者には質の高い練習を提供します。

第1回は札幌もしくは八戸で、4-5月のどこかの週末に開催を調整中で、詳細は追って発表します。ザックリし過ぎた予定で申し訳ありません(笑)

ゴーリーに限らずホッケーコーチング全般でも各地でこのような試みを出来ればと願っていますので、開催を希望される方はご連絡ください。

hiroki@hockeylabjapan.com

それでは。

Bitti. bitti!

トルコでのコーチングを終えて、ひとまずアメリカに帰りました。2月末に日本に帰国して今後の進路を模索する予定です。ボヘミアンホッケーコーチを雇いたい方はご連絡ください。英語話せます!

また、3月から初夏まで(未定)帰国中に日本国内でホッケークリニック等行いたいと思います。開催を希望される方も連絡ください。

hiroki@hockeylabjapan.com

それでは。

USA!

U20の世界最強を決めるIIHF世界ジュニア選手権は、アメリカがスウェーデンを3-1で下して優勝しました。予選では苦しんだアメリカですが、準々決勝ではチェコを7-0で惨殺、準決勝ではホッケーの母国カナダを5-1と一蹴しています。対するディフェンディングチャンピオンのスウェーデンは、準決勝でロシアを3-2でかわして2年連続で決勝に進みましたが、アメリカに完敗してしまいました。

アメリカU20の優勝はこの10年間で3回と、カナダの5回に続く記録です(残りはロシアとスウェーデン各1回)。2010年のバンクーバーオリンピック決勝でカナダに惜敗したりで進境著しいアメリカホッケーの育成と強化については過去のブログでも多く取り上げています。こちらはバンクーバー決勝時のブログで、ナショナルチーム育成プログラムNTDPについて取り上げています。

今回の大会ではホッケーの2大超大国であるカナダとロシアが3決を戦うという、ファンには期待はずれな結果に終わってしまいましたが、それよりも注目すべきは5位決定戦、チェコ対スイスです。スイスは準々決勝でロシアに、5決でチェコにいずれも3-4で惜敗していますが、2009年にトップデヴィジョンに最昇格以来、4位、5位、8位、6位と、ホッケー大国の仲間入りを果たしつつある戦い振りです。ロースターを見てみると、カナダやアメリカのジュニアメジャー、スウェーデンのジュニアリーグなどでプレーする選手も居るものの、半分以上は国内リーグで戦う選手であり、順調に国内の競技構造が構築されていることが判ります。

アメリカを始めとして、近年成功を収めているスロバキア、フィンランド、さらに急激に力を付けてきているスイス、ドイツ、デンマーク、スロベニア、ハンガリー女子など、新しい成功例を見るたびに「おお、これからは○○の時代だ!」と、地理の授業のように海外の強化策を勉強しに行くのはそれ自体決して間違ったことではないのですが、それではその成功例に追いつくことは永遠に不可能です。なぜなら、成功している国々は、少なくとも10年前にその強化策に着手しているからです。例えばアメリカのNTDPは1996年、今から17年前に始まってこの成功に至っているのです。諸外国の成功例を学んでいる時点ですでに10年以上遅れているので、まず取り返しはつきません。

それでは、日本のトップレベルのスポーツの強化策とはいかなるものでしょうか?たしか2008年に始まったJOC事業、国際競技大会で活躍できる選手を育成・指導する真のエリートコーチ養成を目指し行われている「ナショナルコーチアカデミー」の2010年の「コーチング論」講義の模様がこちらです。

橋本聖子が世界レベルのスケーターだったことは疑いようがない事実ですが、コーチング論の講義なら、彼女を育てたコーチ達にやってもらうべきではないでしょうか?もしくは、彼女が「育てて貰った経験」を語るべきではないでしょうか?「研ぎ澄まされた感覚を紐解いて言葉で伝えられたとき、名コーチになれる」って、それは要するに自分の感覚を伝えるだけのコーチじゃあないですか?まともなサッカー選手としての経験のないモウリーニョやサッキ、ホッケー界で言うならスコッティ・ボウマンやロジャー・ニールソン、フランソワ・アレールはいったい何を伝えているのでしょう?

この調子で10年後どうなっているか、私はけっこう予想できます。

今年は辛口でいく、かもしれません、、、

それでは。

「新世代のアイスホッケー -システム編-」在庫切れのお知らせ。

さっそくのブログで業務連絡というのもアレですが、、、

ご好評いただいております「新世代のアイスホッケー -システム編-」が在庫切れになりました。増販するならついでに改訂もしたいなぁ、、、ということで検討しております。
ご意見ありましたらお寄せください。

それでは。