Let there be light!

怒濤のクリニック/合宿月間が過ぎ去って行きました。

4/12以来先週末まで、軽井沢クリニック(4/13-14)、HLJホッケーセンスクリニック(4/21)、八戸工大一高合宿(4/26-30)、HLJホッケークリニック(5/3-4)、HLJゴーリークリニック(5/5-6)、そしてHLJゴールテンディングワークショップ(5/11-12)と、1ヶ月で6つのクリニック!そりゃ疲れるわけだ(笑)

軽井沢クリニックは長野オリンピック日本代表コーチを務めた清野勝氏に招かれて、私にとって初めての長野でのクリニック開催となりました。プレーヤー対象のクリニックでは得意の多面練習(6面)で、3回に1回は自分の出番がある稼働率1/3を目標にスキル中心のドリルを組み立てました。35分に一回行われる各面のドリル説明は全員をブルーラインに並べて行うため、水分補給ボトルさえもブルーライン上に並べたままにして、ステーション交代の合間か説明を聞きながら水を飲めるようにしてさらに無駄な時間を短縮。このボトルを氷上に並べる習慣はその後も定着したとの報告を受けています。

ゴーリークリニックも私にとって長野で初めての開催になりましたので、基本技術を中心に行いました。低学年ゴーリーがたくさん居たので、今後の成長に期待が持てますね。

HLJホッケーセンスクリニックは、4/21にアクアピアでポッカリ空いた一枠に何をすべきかと考え、スケーティングとかシューティングクリニックにしたら一般的すぎるし、ゴーリークリニックでは一枠で元を取るのが大変だしというビジネス上の理由もあり、じゃあやったことが無いホッケーセンスクリニックにしてみようという、半ば思いつきで決定しました。

しかし、クリニックの構想を練りながら、実はこれが日本のホッケープレーヤーにもっとも必要なクリニックになるかもしれないと思い始め、その後のクリニック/合宿でも中核となるコンセプトとなりました。私自身も指導者として、とかく「速く、強く!」ばかりを強調して指導してしまったりします。しかし実際の試合をよく観てみると、点を決めているのは「静かに、ゆっくり、ずる賢く」、誰も見ていないけど一番危険なパスがもらえる位置に入ってきている選手であることが多いものです。バカ走りすることなく、タイミング良く点を取れる位置に入ったり、またその選手にパスを出せるプレーヤーを育成することは、今後非常に重要な課題です。

八戸工大一高の合宿は、、、というより八戸がおそらく7年ぶり?くらい遠のいていましたが、石藤先生を中心として、ホッケーを学び、ホッケーを考えることができる選手を育てようとする伝統は健在でした。しかし目標のインターハイ制覇への準決勝の壁は未だ突破できていないのも現状であり、その現状を打破するための契機となるべく指導をしてきました。まだまだ進歩の余地はあると思うので、今後数年の結果に期待したいと思います。

HLJホッケークリニックは、ゴーリー無しのスキル練習1.5h、ゴーリーを入れてのステーションドリルが1.5h、さらにゴーリーだけの練習が1.5hと、合計4.5hの長丁場。酷寒のアクアピアリンクだっただけに、父兄の皆さんお疲れ様でした。こちらのクリニックも稼働率と効率重視で的を絞った練習を行いました。私はどんなクリニックでも「イロイロ習った」といわれるよりも「これとこれをしっかりやった」と言ってもらえるように内容を絞るようにしています。このクリニックでも初日から二日目までで進歩が分かる子供達がたくさん居たので、成功だったと思います。

HLJゴーリークリニックはビデオ講義と氷上練習それぞれ2回と短期でしたが、いつものヒタスラ系で基本技術を繰り返し練習しました。何と言っても豪華だったのはデモンストレーター陣。関西大学の龍選手と人見選手、さらにHLJのデモを幾度も努めてくれた、現大阪国体成年代表の米田先生(お医者さんですよ!)と、3人とも約185cmというNHLサイズのゴーリーが揃いました(もちろん技術も一流)。

最後に八戸で、HLJ初の指導者対象企画、ゴールテンディングワークショップを行いました。この企画、ゴーリー枠の募集は順調だったのですが、初めての企画だけに指導者枠の募集状況が心配でした。しかし、締め切り時点でゴーリー24人、指導者27人と満員御礼となりました。このワークショップは、通常の氷上練習だけでなく、指導者対象の講義も行われるため、資料作成等にかなりの時間を要しました。さらに記念Tシャツの作成や、ワークショップ前にスキルDVD用映像撮影などの追加企画が入って大忙し。各種デザイン担当の奥さんにもフル回転してもらいました(ありがとー!)。ワークショップは八戸工大一高と地元スタッフのご協力により、トラブルもなく終了。至らない点もあったとは思いますが、それなりに満足して頂ける内容になったと思います。

何と言ってもこのワークショップの意義は、ライセンスを取れる講習会でもないのに、全国の指導者が自主的に25人も集結してくれたことにあります。しかも、ゴールテンディングワークショップなのに、指導者の半分以上はゴーリーコーチではなく、通常のコーチの方々でした。「試合の要」と言われながら、世界的に見ても十分な育成が行われていないポジションであるゴーリーを教えるための方法を学び、話し合う試みは、もしかしたら世界初に近いかもしれません。そこに、ゴーリーコーチだけではなく、通常のコーチが高い意識を持って学びに来てくれたことは、もしかしたら歴史的一歩になるかもしれません。

このワークショップでは、私の発表だけでなく、各地の指導実態の発表、ゴールテンディングにまつわる課題についてのディスカッションなども行われ、一方通行にならない知識と知恵の交換が行われるようにしてみました。中でも私の記憶に残るのは、苫小牧のホッケー人口激減でした。氷都と呼ばれた町のホッケーを支える子供達は、すでに10数年前の1/4に激減しています。これは大ピンチです!

最後の方は私の「競技構造改革」についても熱く語ることとなりましたが、日本のホッケーを変えるのは、他の誰でもなく、現場にいる全ての大人達の責任です。競技人口を増やすことは確かに重要ですが、現存する競技資源を有効に配分してホッケーそのものの質を豊かにしなければ、新しい子供達をリクルートする魅力すらありません。

例えば、部員8人、ゴーリー無しのチームが、5セット+ゴーリー6人のチームから、大会中だけでも選手をレンタルして少しでも戦力を均衡させる仕組みを作るためには、一銭もお金はかかりません。無差別級一発勝負のトーナメントだって、今のリンク占有時間で十分実現可能です。それにはただ、電話とメールと紙とパソコンと、エゴを廃し、本当に子供達のホッケーのことを考える意志を持った大人同士の同意が必要なだけです。

私は確信しています。ワークショップに集まっていただいたコーチのみなさんのように、ホッケーを思い、発展させるために学ぶ大人が力を合わせれば、この国のホッケーは変わることが出来ます。非常に希望を持たせてくれるワークショップでした。

その後、チェコでのトライアウトとフランソワ・アレールのゴーリーキャンプ、福藤豊選手のプライベートレッスンを経て今に至るわけですが、その辺りは来週、次の指導の地である香港に渡ってから書きたいと思います。

HLJのクリニック、合宿に参加していただいた選手、父兄の皆さん、ご協力頂いた全てのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!

それでは。

クリニック追加!4月21日 Hockey Lab Japan ホッケーセンスクリニック @ アクアピア (大阪・柏原)募集開始!

クリニック追加です。

プレーヤー10名以上、ゴーリー3名以上集まりましたので、無事開催決定いたしました。
ゴーリーインストラクターは、2013年国体大阪成年代表の米田憲司に決定しました。大学時代から数々のHLJゴーリークリニックでデモンストレーターを努めて、昨年10年以上のブランクを経て競技復帰、即大阪代表入りという実力派ですよ。
また、氷上練習の前にビデオ講義も行うことにしました。プレーヤー、ゴーリー共に引き続き募集中です。お早めにお申し込みください。

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4月21日 Hockey Lab Japan ホッケーセンスクリニック @ アクアピア
(大阪・柏原)募集開始!
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4月21日(日)に柏原アクアピアアイスアリーナでHockey Lab Japan ホッケーセンスクリニックを開催します。
どんなに速く滑れても、強いシュートが打てても、相手に対して、味方と共に、いつ、どのように動けばいいかを知らずしてホッケーは出来ません。日本人選手にもっとも欠けると言われる攻守のホッケーセンスを鍛えるクリニックです。

クリニック内容(予定)

<4月21日(日)>
17:30-受付
18:15-19:00 ビデオ講義
19:15-20:45 ホッケーセンスクリニック 1.5h
(ゴーリーは前半ゴーリー専門ドリルの後通常練習に参加します)

開催場所:アクアピア・アイスアリーナ
大阪府柏原市青谷80 TEL 072-979-0777 / FAX 072-979-008
インストラクター:若林弘紀(USA Hockey Level 5 マスターコーチ)、米田憲司(ゴーリー専門インストラクター:2013年国体大阪成年代表)、他
対象:小学校高学年以上、ホッケー歴2年以上

ゴーリー定員:6名
スケーター定員:24名
参加費:4月8日までに入金して頂いた場合 6,000円、4月8日以降に入金される場合 7,000円

*参加費にはスポーツ傷害保険は含まれておりません。各自ご加入ください。

参加ご希望の方は以下の情報を明記の上、若林弘紀(hiroki@hockeylabjapan.com)までメールで送信してください。折り返しお支払い方法等についてご連絡します。

  1. 名前
  2. ヨミガナ
  3. 参加ご希望のクリニック名(4月21日 Hockey Lab Japan ホッケーセンスクリニック @ アクアピア)
  4. クリニック開催時の学年
  5. クリニック開催時の年齢
  6. 性別
  7. ポジション(FW、DF、GK)
  8. 所属チーム
  9. ホッケー歴
    ---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください---
  10. 郵便番号
  11. 住所
  12. PCメールアドレス
  13. 携帯メールアドレス
  14. 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
  15. 保護者名
  16. 備考、質問等

Hockey Lab Japanの個人情報保護方針
http://www.hockeylabjapan.com/japanese/contact/privacy.htm

Hockey Lab Japan クリニック/ワークショップ募集状況

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5月11-12日 Hockey Lab Japan ゴールテンディングワークショップ @ テクノルアイスパーク新井田(八戸)

・ゴーリークラスは残り1名です!
・指導者クラスはまだ余裕があります。世界初かもしれない、、、あったとしても聞いたことがない、ゴーリー指導者が共に学び合うのためのワークショップです。志ある指導者のお申し込みお待ちしています!

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5月3-4日 Hockey Lab Japan ホッケークリニック @ アクアピア(大阪・柏原)
・GK枠は定員に達しました。新たに申し込まれる方はキャンセル待ちになります。
・プレーヤー枠は残りわずかです。お早めにお申し込みください。

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5月5-6日 Hockey Lab Japan ゴーリークリニック @ アクアピア(大阪・柏原)
・定員まであと1名です。お早めにお申し込みください。

お申し込み方法等についてはこちらのクリニックのページからご確認ください。

それでは。

世界の女子アイスホッケー (5) 番外編1

IIHFのウェブサイトにこんな記事が、、、

昨年の女子世界選手権トップデヴィジョンで、衝撃の3位入賞を果たしたスイス代表の立役者であるゴーリーFlorence Schelling。彼女はボストンにあるNCAA D1の名門Northeastern 大学で4年間プレーした後、大学に残って経済学の学位を取る傍ら(一応言っておきますが北米屈指の名門大学ですよ)、カナダ・ケベック州のモントリオールでインターンとして働き、さらにブランプトン(オンタリオ州)から、各国代表が集う女子シニアリーグの最高峰CWHLに参戦しています。ボストン、モントリオール、ブランプトンはそれぞれ1000km以上離れており、その3都市を駆け巡りながら勉強、仕事、練習、試合に励んでいるわけです。

彼女は4月にカナダで行われる世界選手権でプレーした後大学を卒業し、故郷のスイスに戻り男子のプロリーグでプレーしながらソチオリンピックに備えるそうです。

女子アイスホッケーを取り巻く厳しい環境は基本的に世界共通です。世界3位の国の正ゴーリーが、仕事、勉学と両立しながらより高いレベルでの競技を続けるために世界中を駆け回っているのです。

詳しい事情は知りませんが、これまでの彼女の道のりは、国や連盟やスポンサーが用意してくれたものでしょうか?おそらく違います。多くの助けがあったとしても、これは基本的に彼女一人で切り開いた道であり、その戦いはこの先も続きます。

世界レベルで戦うために、スポンサーや連盟の力による環境の向上も大事ですが、本当に重要なのは、選手一人一人が世界で戦う意志であり、競技しながら生きる道を模索する情熱であり、そのために必要なのは外向きのメンタリティです。

ちなみにこんなスーパー女子プレーヤーである彼女のボーイフレンドはNHL選手であることも知られており、私生活も手抜き無しです。いやはや、、、

それでは。

注:ソチオリンピック関連の記事等で当ブログの内容を二次利用される場合は、事前に若林弘紀までご連絡頂くようお願いします。

Congrats!

「そういえば、、、畑って新人だったんだ!」

と、思わせるほどの活躍振りでしたね。

畑選手とは、彼がたしか中学生の時に出会い、八戸工大一高の指導やフランソワ・アレールのクリニックを通して指導し、また多くのゴーリークリニックでデモンストレーターとして手伝って貰いました。

畑選手のデモを見たことがある人ならば、あの切れ味鋭いスケーティングと、フォロー、フリーズに絶対に手を抜かない集中力を憶えているはずです。ゴーリークリニックで、最終的に一番練習になっていたのは、デモをしにきた畑選手だったというのはよくある話でした(笑)

数多くのゴーリーの指導に関わってきましたが、受け売りや憧れや妄信ではなく、ゴーリー理論を自分で理解し、突き詰め、実践し続ける意志の力を持つゴーリーは数えるほどしか居ません。体格や環境に恵まれないと言って、多くの才能ある選手が消えていきますが、そのほとんどは単純に意志の力が不足しているだけです。畑選手にはその意志の力がありました。

また、彼が育つ過程で、釧路の佐々木コーチ、八戸の千葉コーチという優れたゴーリー指導者から、一貫した指導を受け続けてきたことも幸運でした。そして、関西大学に進学して、関東の強豪大学やアジアリーグチームと大舞台で戦ったことも、結果的に彼のポテンシャルを証明するために大きく役立ったようです。

アジアリーグ新人賞受賞おめでとう!
そして、これからもさらなる高みに向けて追求を続けてください!

最後にHLJクリニック募集状況です。

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5月3-4日 Hockey Lab Japan ホッケークリニック @ アクアピア
(大阪・柏原)
・GK枠は定員に達しました。新たに申し込まれる方はキャンセル待ちになります。
・プレーヤー枠は残り10名を切りました。お早めにお申し込みください。

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5月5-6日 Hockey Lab Japan ゴーリークリニック @ アクアピア
(大阪・柏原)
・定員まであと4名です。お早めにお申し込みください。

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5月11-12日 Hockey Lab Japan ゴールテンディングワークショップ @ テクノルアイスパーク新井田(八戸
・ゴーリークラスは残り10名。お早めにお申し込みください。
・指導者クラスはまだ余裕があります。日本初の指導者用ワークショップですので、お申し込みお待ちしています!

それでは。

5月11-12日 Hockey Lab Japan ゴールテンディングワークショップ @ テクノルアイスパーク新井田 (八戸)募集開始!

5月11-12日にテクノルアイスパーク新井田 (八戸)でHockey Lab Japan ゴールテンディングワークショップを開催します。

ゴールテンディングワークショップはゴーリーの育成のみを目的とした従来のゴーリークリニックやスクールと異なり、指導者にも参加していただき、最新の知識を共有すると共に指導現場の課題を話し合い、さらに日本人の身体的・精神的特性に適したゴールテンディング理論を開発する契機となることを目指しています。

各氷上練習は、スケーティング、リバウンドコントロールなどのテーマ別に行います。各講義もテーマ毎に、参加コーチからの発表、コーチ間のディスカッションを交えて知識の共有と発展を図ります。

ワークショップ内容(予定)

5/11(土)
講義 (1) 13:30-14:30 (指導者のみ)
氷上講習 (1) 15:00-16:30 スケーティング、基本セービング技術
講義/ディスカッション (2) 17:00-18:30 (指導者のみ)

5/12(日)
氷上講習 (2) 09:00-10:30 ゴーリー練習の組み立て方、リバウンドコントロール
講義/ディスカッション (3) 11:00-12:30 (指導者のみ)
氷上講習 (3) 13:00-14:30 ショートプレー、スクリーンショット等
陸上トレーニング (1) 15:00-16:00 ゴーリー専門陸上トレーニング

開催場所:テクノルアイスパーク新井田(新井田インドアリンク)
青森県八戸市新井田西四丁目1-1 TEL:0178-25-5655
インストラクター:若林弘紀(USA Hockey Level 5 マスターコーチ)、他
対象:小学校高学年以上、競技歴2年以上のゴーリーと、すべてのアイスホッケー指導者
ゴーリー定員:24名
指導者定員:20名

参加費:
4月10日までに入金して頂いた場合 ゴーリー:12,000円、指導者:22,000円
4月11日以降に入金される場合 ゴーリー:15,000円、指導者:25,000円

*1日のみ参加ご希望の場合はご相談ください。
*ゴーリーは講義に参加できません。参加希望される場合は指導者としての参加費をいただきます。
*参加費にはスポーツ傷害保険は含まれておりません。各自ご加入ください。

参加ご希望の方は以下の情報を明記の上、若林弘紀(hiroki@hockeylabjapan.com)までメールで送信してください。折り返しお支払い方法等についてご連絡します。

  1. 名前
  2. ヨミガナ
  3. 参加ご希望のクリニック名(5月11-12日 Hockey Lab Japan ゴールテンディングワークショップ @ テクノルアイスパーク新井田)
  4. クリニック開催時の学年
  5. クリニック開催時の年齢
  6. 性別
  7. 参加クラス GK、指導者(コーチ/GKコーチ)
  8. 所属チーム
  9. ホッケー歴
    ---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください---
  10. 郵便番号
  11. 住所
  12. PCメールアドレス
  13. 携帯メールアドレス
  14. 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
  15. 保護者名
  16. 備考、質問等

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http://www.hockeylabjapan.com/japanese/contact/privacy.htm

5月5-6日 Hockey Lab Japan ゴーリークリニック @ アクアピア(大阪・柏原) 募集開始

HLJクリニック告知第2弾です!

5月3-4日のホッケークリニックのゴーリー枠はすでに定員に達してキャンセル待ちになっていますので、5-6日が空いている方はこちらにお申し込みください。

5月5-6日に柏原アクアピアアイスアリーナでHockey Lab Japan ゴーリークリニックを開催します。

クリニック内容(予定)

<5月5日>
16:30-17:15 受付
17:15-18:45 ビデオ講義 1.5h
19:15-20:45 ゴーリークリニック 1.5h (ゴーリーのみ)

<5月6日>
17:15-18:45 ビデオ講義または陸トレ 1.5h
19:15-20:45 ゴーリークリニック 1.5h (ゴーリーのみ)

開催場所:アクアピア・アイスアリーナ
大阪府柏原市青谷80 TEL 072-979-0777 / FAX 072-979-008
インストラクター:若林弘紀(USA Hockey Level 5 マスターコーチ)、他
対象:小学校高学年以上、ゴーリー歴2年以上
ゴーリー定員:12名
参加費:4月1日までに入金して頂いた場合 12,000円/2日間、4月2日以降に入金される場合 14,000円/2日間

*1日のみ参加ご希望の場合はご相談ください。
*参加費にはスポーツ傷害保険は含まれておりません。各自ご加入ください。

参加ご希望の方は以下の情報を明記の上、若林弘紀(hiroki@hockeylabjapan.com)までメールで送信してください。折り返しお支払い方法等についてご連絡します。

  1. 名前
  2. ヨミガナ
  3. 参加ご希望のクリニック名(5月5-6日 Hockey Lab Japan ゴーリークリニック @ アクアピア)
  4. クリニック開催時の学年
  5. クリニック開催時の年齢
  6. 性別
  7. ポジション(GK)
  8. 所属チーム
  9. ホッケー歴
    ---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください---
  10. 郵便番号
  11. 住所
  12. PCメールアドレス
  13. 携帯メールアドレス
  14. 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
  15. 保護者名
  16. 備考、質問等

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5月3-4日 Hockey Lab Japan ホッケークリニック @ アクアピア(大阪・柏原) 募集開始

5月3-4日に柏原アクアピアアイスアリーナでHockey Lab Japan ホッケークリニックを開催します。

クリニック内容(予定)

<5月3日>
12:30-13:30 ビデオ講義 1h
14:00-15:30 スケーティング&パックハンドリングクリニック 1.5h (ゴーリー除く)
15:45-17:15 複合スキル&スモールエリアゲーム 1.5h (プレーヤー&ゴーリー)
17:30-19:00 ゴーリークリニック 1.5h (ゴーリーのみ)

<5月4日>
12:30-13:30 ビデオ講義 1h
14:00-15:30 パックハンドリング&パス・レシーブクリニック 1.5h (ゴーリー除く)
15:45-17:15 シューティング&スモールエリアゲーム 1.5h (プレーヤー&ゴーリー)
17:30-19:00 ゴーリークリニック 1.5h (ゴーリーのみ)

開催場所:アクアピア・アイスアリーナ
大阪府柏原市青谷80 TEL 072-979-0777 / FAX 072-979-008
インストラクター:若林弘紀(USA Hockey Level 5 マスターコーチ)、他
対象:小学校高学年以上、ホッケー歴2年以上
ゴーリー定員:8名
スケーター定員:30人
参加費:4月1日までに入金して頂いた場合 16,000円/2日間、4月2日以降に入金される場合 18,000円/2日間

*1日のみ参加ご希望の場合はご相談ください。
*参加費にはスポーツ傷害保険は含まれておりません。各自ご加入ください。

参加ご希望の方は以下の情報を明記の上、若林弘紀(hiroki@hockeylabjapan.com)までメールで送信してください。折り返しお支払い方法等についてご連絡します。

  1. 名前
  2. ヨミガナ
  3. 参加ご希望のクリニック名(5月3-4日 Hockey Lab Japan ホッケークリニック @ アクアピア)
  4. クリニック開催時の学年
  5. クリニック開催時の年齢
  6. 性別
  7. ポジション(FW、DF、GK)
  8. 所属チーム
  9. ホッケー歴
    ---以下、高校生以下は保護者の連絡先、大学生および成人は本人の連絡先をご記入ください---
  10. 郵便番号
  11. 住所
  12. PCメールアドレス
  13. 携帯メールアドレス
  14. 携帯もしくは連絡の付きやすい電話番号
  15. 保護者名
  16. 備考、質問等

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世界の女子アイスホッケー (4) 中国編

アメリカ編カナダ編ヨーロッパ編と、3回に渡り世界の女子アイスホッケー事情を紹介してきましたが、それらは基本的に競技人口を増やしながら、国内リーグや国際リーグを整備し安定した競技構造を確立して競技力向上を目指すという、正統派の方法論の下強化を進める国々の話でした。そして、世界最大、最強の国々でさえ、女子アイスホッケーのプロリーグは存在せず、代表選手達は本業や学業の傍ら競技を続けていることを紹介しました。

しかし、選手・スタッフ全員が女子アイスホッケーを事実上本業として、近年まで世界のトップクラスで戦ってきた国が唯一存在します。それは中国です。

アイスホッケー中国女子代表チームは1992年に女子世界選手権に初参戦以来、2000年代初期まで世界4-6位をキープし続けて、カナダ、アメリカに続く第二グループをフィンランド、スウェーデンと共に形成してきました。1998年の長野オリンピックではアメリカ、カナダ、フィンランドに続く第4位、2002年のソルトレークシティオリンピックでは7位、その後徐々にランクを下げ始め、2006年のトリノオリンピックは出場を逃したものの、2010年には日本代表に競り勝ってバンクーバーオリンピック出場を果たしました。その後は国家の支援体制が変わり、デヴィジョン1Bまで落ちてしまいましたが、近年日本に取って代わられるまで、アジアの女子アイスホッケーを牽引してきた存在でした。

中国女子の強化方法は他の共産主義の国々と同様、少数精鋭で徹底したエリート教育を行うものでした。2012年、中国の競技人口は若干610人で、女子はたった184人です。アイスホッケーは、近年北京などの都市圏で富裕層のスポーツとして急激に発展を遂げつつあるものの、依然として競技ホッケーの中心は東北のハルピン、チチハルにあり、男女の代表選手もほぼ全員がその二都市の出身です。

中国女子代表は一昔前までは常に旧ソ連系のコーチを招き、通年で合宿を行って強化して来たと言われますが、トリノオリンピック出場を逃した辺りから北米のコーチを招いて強化体制を変化させて来ました。私はアメリカのある女子強化キャンプで、2005-06年に中国代表を率いたRyan Stoneと共に教える機会があり、彼から中国代表の貴重な内幕を聞くことが出来ました。

Ryan曰く、

「中国の女子の競技ホッケーの正式なチームはほんの数チームしかない。代表の下部組織となる体育学校を卒業した時点で、代表チームに入るかどうか振り分けられ、代表になった時点で彼女たちはホッケーが仕事になり、朝から晩まで一年中ホッケー選手としてトレーニングすることになる。休暇は1年に1週間程度しかなく、全員が合宿所で共同生活をし、トレーニングをする。代表には15歳から29歳までの選手がいるが、いわゆる学校の一般的な教育は行われず、1日2~3回の氷上練習と陸上トレーニング、ミーティングが彼女たちの仕事になる。ミーティングでは毎回の練習をノートに書き写したかどうかが厳しくチェックされる、、、」

そして、選手とスタッフが暮らす代表選手の合宿所は、、、逃げられないように外から施錠されていたとのこと、、、それを知ったRyanが焦って

「そんなことして火事でも起きたらどーするんだ?」と、責任者に訊くと

「それは、、、その時考える」

と答えたとか、、、ヒエーッ!

うーん、まさに社会主義的選手育成方法です。そりゃ少数精鋭で強くなるわけです。しかし、練習量は十分すぎるとしても、実戦経験はどうするんだと思ったら、それは中国国内の男子(高校生くらい)のトーナメントに出場したり、中国男子代表のOBチームと試合を繰り返していたようです。

さらに、Ryanが率いた年には、チームごと1ヶ月間フィンランドに遠征して、フィンランドのトップリーグのチームと転戦したとのこと。その後中心選手数人はフィンランドに留まってシーズン終了までプレーしたそうです。

さらにカナダ人のSteve Carlyleに率いられた2007-08年には代表チームはカナダ・アルバータ州に渡り、セミプロリーグWestern Women’s Hockey Leagueに参戦しました。トリノオリンピック出場を逃した後、外国人監督を招き、代表チームごと他国の最強リーグに送り込んで実戦経験を積ませるという大胆な強化策はバンクーバーオリンピックに返り咲くことで実を結びました。

しかし、先に述べたように、その後中国女子代表は低迷。男子代表も一時期は女子と同様の強化体制で日本と良い勝負をしていた時代もありますが、今や韓国にも抜き去られてしまっています。中国はサッカー女子代表も一時期世界のトップグループでしたが、その後低迷しています。共産主義的な強化体制の下では、対費用効果の高い個人競技の強化が優先されています。20人を強化してもメダル一つにしかカウントされない競技は、国際的な普及度が低く、トップグループで競り合えるうちは強化資金が出ても、他国の競技力が上がりメダルに手が届かなくなってきた時点で見切りを付けられたのかも知れません。

競技人口が少なくまともなプロリーグが存在しないマイナースポーツでは、少数精鋭で集中的に投資して強化した方が、底辺拡大して大きな競技ピラミッドを構築するよりも短期間で効果が出やすいとことは、共産主義国家のスポーツの歴史で証明されています。また、アメリカのNTDP代表育成プログラムもU17、U18の通年代表を編成しているという点では似たような方法論を取り入れており、ここでも近年抜群の効果が上がっています。

しかし、やはりある程度の普及や育成プログラム(feeder program)を作らないと、長期的な成功に導くことは難しく、国家や企業のスポンサーが手を引いてしまった時点で、その競技の発展がなくなり、終焉に向かいます。

その国の経済力や競技施設のインフラに見合った競技人口を維持し続け、効果的な育成が出来る競技構造を構築し、その頂点にはしっかりと投資して強化する、、、言うのは簡単ですが、多くの人の理解とサポートが必要であり、非常に難しい課題です。

昨年IIHFの理事会で、アジア代表の副会長として香港のThomas Wu氏が選出されました。彼のアジアのアイスホッケー発展ビジョンの中心には中国アイスホッケーの再興とビジネス化があると聞いています。また、欧米のホッケービジネスは、新たなマーケットとして中国に注目していることも間違いありません。低迷する中国女子代表が再び輝くときが訪れるのでしょうか?

それにしても中国代表選手達、一般的な教育も受けずに育って、引退後はどうなるのかと思ったら、

「男子も女子も、代表選手は引退後警察での仕事が保証されている」

とのことです、、、うーん、ホッケーが上手かった時点で将来は警察官なんですね、、、ただし近年では代表を努めた選手には奨学金を出してレベルの高い大学に進学させたり、ホッケーコーチとして香港に派遣させたりするなど、それなりの「ご褒美」も出すようになっているようです。

そして、Ryanがハルピンで代表を教えていた頃、私は日光バックスのコーチをしており、遠征でハルピンに来ていました、、、なんとその試合(対ハルピン戦)をRyanはスタンドから観ていたらしく、

「なんかねー、、、速いんだけどパスレシーブが雑で、あまり上手いホッケーではなかった」

との感想が記されていました、、、そうですか、、、スミマセン(汗)

それでは。

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